英語の動詞にはbe動詞と一般動詞の2種類があります。
be動詞は人や物の状態または存在を表します。
be動詞以外の全ての動詞を一般動詞といいます。一般動詞は人や物の具体的な動作を表します。
このページではbe動詞の意味と用法について説明します。
be動詞の形の変化
be動詞は主語の種類(人称、単数・複数)によって形が変わります。形が変わっても意味や使い方は同じです。
主語の種類
主語の種類は次の2つの場合分けがあります。
(1) 人称
| 主語の人称 | 主語の代名詞 | 1人称 | 自分、話し手 | I(私), we(私たち) |
| 2人称 | 相手、聞き手 | you(あなた、あなたたち) |
| 3人称 | 自分と相手以外のその他の人と物 | he(彼), she(彼女), it(それ), they(彼ら、彼女ら、それら) |
(2) 単数・複数
単数……1人、1つの人・物
複数……2人以上、2つ以上の人・物
be動詞の人称変化
動詞の人称変化の組み合わせは人称と単数・複数で合計6通りあることになりますが、下記の表の通りbe動詞には3つの変化形があります。
| 主語の人称 | 主語の代名詞 | 変化形 | |
| 単数 | 1人称 | I | am |
| 2人称 | you | are | |
| 3人称 | he,she,it | is | |
| 複数 | 1人称 | we | are |
| 2人称 | you | are | |
| 3人称 | they | are | |
be動詞の使い分け方
上記の表のようにbe動詞の人称変化は複雑です。英語の動詞の中では一番複雑で覚えにくいですが、次のようにして覚えていけばよいと思います。
・主語がIのときはam
・主語がyouのときはare
・それ以外は、単数のときはis、複数のときはare
be動詞が表す意味
be動詞には大きく分けて2つの意味があります。
(1)~だ、~です
(2)~がいる、~がある
どちらも日本語では動詞とはみなされませんが、英語では1つの文に1つの動詞が必要です。それでbe動詞が動詞として使われることになります。
be動詞を使った例文
(1)~だ、~です
[自己紹介]
I am Kenta. 僕はケンタだ。
My name is Lisa. 私の名前はリサです。
[出身]
I am from Mexico. 私はメキシコ出身です。
[国籍・人種]
They are American. 彼らはアメリカ人です。
[職業]
I am a student. 私は学生です。
My father is a doctor. 私の父は医者です.
My mother is a teacher. 私の母は教師です。
※上記の例のように名詞の前には必ず不定冠詞a(an)をつけます。
[年齢]
He is twenty-two years old. 彼は22歳です。
[状態]
We are hungry. 私たちは空腹です。
She is tall.彼女は背が高い。
[天候]
It is hot today. 今日は暑い。
[時刻]
It is eight o’clock now. 今8時です。
※天候・時刻のitは非人称表現で、具体的な物は表しません。そのため「それは」とは訳しません。仮にitを主語として立てています。また、itは形式主語とも呼ばれます。
(2)~がいる、~がある
Your keys are on the table. 君の鍵はテーブルの上にあるよ。
Mary is at home now. メアリーは今家にいる。
My mother is in the kitchen. 母は台所にいる。
最後に
今回はbe動詞のbe動詞の意味と用法について解説しました。次回はbe動詞の否定文について解説します。
