一般動詞

一般動詞とは普通の動詞、すなわちbe動詞以外の動詞のことを表します。

動詞の形の変化の仕方や疑問文、否定文の作り方が異なるためbe動詞と一般動詞に分けられています。

一般動詞は人や物の具体的な動作を表します。

このページでは一般動詞の用法について説明します。

一般動詞の例

come 来る
go 行く
read 読む
write 書く
live 住む
talk 話す
work 働く
study 勉強する
watch 見る
have 持つ
etc

一般動詞の形の変化

一般動詞もbe動詞と同様に主語の種類(人称、単数・複数)によって形が変わります。形が変わっても意味や使い方は同じです。

主語の人称 主語の
代名詞
come
来る
go
行く
read
読む
write
書く
live
住む
単数 1人称 I come go read write live
2人称 you come go read write live
3人称 he,she,it comes goes reads writes lives
複数 1人称 we come go read write live
2人称 you come go read write live
3人称 they come go read write live


主語の人称 主語の
代名詞
talk
話す
work
働く
study
勉強する
watch
見る
have
持つ
単数 1人称 I talk work study watch have
2人称 you talk work study watch have
3人称 he,she,it talks works studies watches has
複数 1人称 we talk work study watch have
2人称 you talk work study watch have
3人称 they talk work study watch have

上記の表の通り、形が変わるのは3人称単数のときだけで、-(e)sをつけるだけです。

be動詞の形の変化よりも単純です。

一般動詞に-(e)sをつけるときの判断はbe動詞がisになるときの判断と同じです。

一般動詞の-(e)sのつけ方

一般動詞の-(e)sのつけ方には以下の4つのパターンがあります。

パターン 動詞の種類 つけかた 動詞の例 語尾変化
パターン1 一般的な動詞 -sをつける eat,play eats,plays
パターン2 語尾がo,x,ss,
sh,chで終わる
動詞
-esをつける go,wash,
watch
goes,washes,
watches
パターン3 ※子音字+y
で終わる動詞
最後のyを
iに変えて
-esをつける
study,try studies,tries
パターン4 不規則 have has

※子音字とは母音字a,e,i,o,u以外の文字を指します。

一般動詞を使った例文

They come here every day. 彼らはここに毎日来る。

My sister goes to school by bus. 私の妹はバスで学校に行く。

We read books in the library. 私たちは図書館で本を読む。

He writes a letter to his mother. 彼は母親に手紙を書く。

I live in Japan. 私は日本に住んでいる。

You talk with Lucy. 君はルーシーと話す。

My brother works in the bank. 兄は(その)銀行で働いている。

We study English very hard. 我々は英語をとても一所懸命勉強する。

I watch TV every day. 私はテレビを毎日見る。

She has two cats. 彼女は二匹の猫を飼って(持って)いる。

最後に

今回は一般動詞の用法について解説しました。次回は一般動詞の否定文について解説します。

be動詞の疑問文

疑問文とは「~ですか?」と質問するときに使われる文のことです。

be動詞の疑問文は人や物の状態または存在の有無を確かめることを表します。
このページではbe動詞の疑問文と意味、および答え方について説明します。

be動詞の疑問文

be動詞の疑問文には大きく分けて2つの意味があります。

(1) ~ですか
(2) ~がいますか、~がありますか

be動詞の疑問文の作り方

主語とbe動詞を入れ替えて、文の最後に?をつけます。

主語の人称 主語の代名詞 疑問文
単数 1人称 I Am I ?
2人称 you Are you ?
3人称 he Is he ?
she Is she ?
it Is it?
複数 1人称 we Are we ?
2人称 you Are you ?
3人称 they Are they ?

be動詞の疑問文への答え方

疑問文へは以下のように質問内容を繰り返して答えることができます。

Are you from Sweden ? – Yes, I am from Sweden. / No, I am not from Sweden.
あなたはスウェーデン出身ですか? はい、スウェーデン出身です。/いいえ、スウェーデン出身ではありません。

しかし、通常は次の表のような短い答え方をします。

主語の人称 肯定(はい) 否定(いいえ)
単数 1人称 Yes, I am. No, I am not.
2人称 you are. you are not. / you aren’t
3人称 he is. he is not. / he isn’t.
she is. she is not. / she isn’t
it is. it is not. / it isn’t
複数 1人称 we are. we are not. / we aren’t.
2人称 you are. you are not. / you aren’t.
3人称 they are. they are not. / they aren’t.

ただし、質問内容を繰り返さないでYes, Noの後ろに答えを述べることもあります。

be動詞の疑問文とその答え方の例文

Am I Kenta? – Yes, you are.
僕はケンタですか? - そうだよ。

Are you busy? – No, I am not.
あなたは忙しいですか? - いいえ、忙しくありません。

Is your mother at home? - No, she is out.
あなたのお母さんは家にいるの? - いいえ、外出しています。

Are we late? - No, you are on time.
私達遅刻した? - いや、時間通りだよ。

Are you hungry? - Yes, we are hungry.
君たち、お腹が空いている? - うん、お腹が空いているよ。

Is he a student? - Yes, he is.
彼は学生ですか? - はい、そうです。

Are you and Mary friends? - No, we aren’t.
君とメアリーは友達ですか? - 違うよ。

be動詞の疑問文への答え方についての補足

上の例文で見られるように、疑問文の答え方には次のルールがあります。

  • 私(たち)が主語の疑問文にはあなた(たち)を主語として答える。
  • あなた(たち)が主語の疑問文には私 (たち)を主語として答える。
  • 代名詞以外が主語の疑問文には代名詞を主語として答える。
  • 3人称の代名詞が主語の疑問文にはそのまま主語として答える。
  • 主語として1人称と1人称以外が混ざったときには2人称複数で答える。
  • 主語として2人称と3人称が混ざったときには1人称複数で答える。

最後に

今回はbe動詞の疑問文の用法と答え方について解説しました。次回は一般動詞について解説します。

be動詞の否定文

否定文とは「~ではない」と内容を打ち消すために使われる文のことです。これに対して、「~である」ということを表す文を肯定文といいます。

be動詞の否定文は人や物の状態または存在がないことを表します。

このページではbe動詞の否定文と意味、およびよく使われる短縮形について説明します。

be動詞の否定文

be動詞の否定文には大きく分けて2つの意味があります。

(1) ~ではない

(2) ~がいない、~がない

be動詞の否定文の作り方

be動詞の後ろにnotをつけます。

主語の人称 主語の代名詞 否定形
単数 1人称 I am not
2人称 you are not
3人称 he,she,it is not
複数 1人称 we are not
2人称 you are not
3人称 they are not

be動詞の否定文を使った例文

(1) ~ではない

She is not Japanese. She is Chinese. 彼女は日本人ではありません。彼女は中国人です。
I am not interested in mathematics. 私は数学に興味がありません。

(2) ~がいない、~がない

Lisa is not at home right now. リサはちょうど今、家にいない。
Your key is not on the table. 君の鍵はテーブルの上にはない。

be 動詞の短縮形

be 動詞の短縮形には次の2種類の作り方があります。

(1) 主語+be動詞の短縮形(肯定文・否定文)
(2) be動詞+notの短縮形(否定文)

主語の人称 主語の代名詞 短縮形
肯定文 否定文
単数 1人称 I I’m I’m not
2人称 you you’re you’re not you aren’t
3人称 he he’s he’s not he isn’t
she she’s she’s not she isn’t
it it’s it’s not it isn’t
複数 1人称 we we’re we’re not we aren’t
2人称 you you’re you’re not you aren’t
3人称 they they’re they’re not they aren’t

(1)の場合は主語が代名詞のときだけ使えますが、他の名詞のときは使えません。

× Ken is → Ken’s
× Ken is not → Ken’s not

(2)の場合はいずれの場合にも使えます。

○ Ken is not → Ken isn’t

※Iに対する否定形amn’tは発音が困難なことから通常は使われません。アイルランドやスコットランドの一部地域での方言として使われているようです。そのため一般的には通用しません。

be 動詞の短縮形の例文

I’m tired, but I’m not sleepy. 私は疲れているけど眠くはない。
They’re afraid of dogs. 彼らは犬を怖がっている。

It’s not cold today. 今日は寒くはない。
She’s not in Canada now. 彼女は今、カナダにいない。

Bob isn’t very tall. ボブはそれほど背が高くない。
The rich aren’t always happy. 金持ちはいつでも幸福であるとは限らない。

最後に

今回はbe動詞の否定文と短縮形の意味と用法について解説しました。次回はbe動詞の疑問文について解説します。

be動詞

英語の動詞にはbe動詞と一般動詞の2種類があります。

be動詞は人や物の状態または存在を表します。

be動詞以外の全ての動詞を一般動詞といいます。一般動詞は人や物の具体的な動作を表します。

このページではbe動詞の意味と用法について説明します。

be動詞の形の変化

be動詞は主語の種類(人称、単数・複数)によって形が変わります。形が変わっても意味や使い方は同じです。

主語の種類

主語の種類は次の2つの場合分けがあります。

(1) 人称

主語の人称 主語の代名詞
1人称 自分、話し手 I(私), we(私たち)
2人称 相手、聞き手 you(あなた、あなたたち)
3人称 自分と相手以外のその他の人と物 he(彼), she(彼女), it(それ), they(彼ら、彼女ら、それら)

(2) 単数・複数

単数……1人、1つの人・物

複数……2人以上、2つ以上の人・物

be動詞の人称変化

動詞の人称変化の組み合わせは人称と単数・複数で合計6通りあることになりますが、下記の表の通りbe動詞には3つの変化形があります。

主語の人称 主語の代名詞 変化形
単数 1人称 I am
2人称 you are
3人称 he,she,it is
複数 1人称 we are
2人称 you are
3人称 they are

be動詞の使い分け方

上記の表のようにbe動詞の人称変化は複雑です。英語の動詞の中では一番複雑で覚えにくいですが、次のようにして覚えていけばよいと思います。

・主語がIのときはam

・主語がyouのときはare

・それ以外は、単数のときはis、複数のときはare

be動詞が表す意味

be動詞には大きく分けて2つの意味があります。

(1)~だ、~です

(2)~がいる、~がある

どちらも日本語では動詞とはみなされませんが、英語では1つの文に1つの動詞が必要です。それでbe動詞が動詞として使われることになります。

be動詞を使った例文

(1)~だ、~です

[自己紹介]

I am Kenta. 僕はケンタだ。

My name is Lisa. 私の名前はリサです。

[出身]

I am from Mexico. 私はメキシコ出身です。

[国籍・人種]

They are American. 彼らはアメリカ人です。

[職業]

I am a student. 私は学生です。

My father is a doctor. 私の父は医者です.

My mother is a teacher. 私の母は教師です。

※上記の例のように名詞の前には必ず不定冠詞a(an)をつけます。

[年齢]

He is twenty-two years old. 彼は22歳です。

[状態]

We are hungry. 私たちは空腹です。

She is tall.彼女は背が高い。

[天候]

It is hot today. 今日は暑い。

[時刻]

It is eight o’clock now. 今8時です。

※天候・時刻のitは非人称表現で、具体的な物は表しません。そのため「それは」とは訳しません。仮にitを主語として立てています。また、itは形式主語とも呼ばれます。

(2)~がいる、~がある

Your keys are on the table. 君の鍵はテーブルの上にあるよ。

Mary is at home now. メアリーは今家にいる。

My mother is in the kitchen. 母は台所にいる。

最後に

今回はbe動詞のbe動詞の意味と用法について解説しました。次回はbe動詞の否定文について解説します。